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アパレルショップの内装工事の裏側!気になる費用や物件選びポイント
更新日:2024/06/05

アパレルショップの内装は、お店によってその個性が光ります。

内装に惹かれて来店してくださり、「時間を忘れて夢中になってしまった」なんてお客様も多く見受けられます。

そして、そのアクションを起こしてもらうことこそ、アパレルショップの売り上げアップにつながるのです。

そこで、本記事ではアパレルショップの内装工事に関する情報を、詳細にお伝えしていきます。

オープンから、高い集客率を維持していきたいオーナーさんは必見です。

アパレルショップの内装工事にかかる費用

アパレルショップの内装工事にかかる費用の相場ですが、坪単価でいうと大体10~60万円程度と言われています。

よって15坪くらいの小さめのお店であっても、最低で150万円程度は見積もっておきましょう。

アパレルショップの内装工事はサロンや飲食店のように特別な設備や什器(防音設備や厨房設備など)がいらないので、工事費用が抑えられる傾向にあります。

それでも1坪10~60万円と相場に開きが多い理由は、施工する規模感および什器や設備、内装材のグレードなどの工事費用に変動があるためです。

また、物件の立地や種類(居抜き物件かスケルトン物件)によっても価格帯は変わってきます。

居抜き物件とスケルトン物件の特徴としては下記の通りです。

居抜き物件

居抜き物件は、前店舗の設備や空調がそのまま残っている物件です。

メリットとしては、あなたの構想と一致する内装物件を見つけることができれば、初期投資をぐんと抑えた内装工事が可能です。

さらに、施工箇所が少ない場合は工期も短期間で済むので、開業前の家賃費用も抑えられます。

デメリットとしては、そのまま譲り受けた設備に不備があって使えない場合は、買い直しや廃棄にかかる費用が自己負担になる点です。

また、間仕切りや内装など前店舗のレイアウトを大幅に変更したい場合にも、撤去費用がかかります。

居抜き物件を検討する際には、物件見学の時に設備が使える状態か、必ず確認しておきましょう。

スケルトン物件

スケルトン物件は、居抜き物件とは対照的に中に何もない状態の物件を指します。いわゆるコンクリート打ちっぱなしで、建物の骨組みだけの状態です。

メリットとしては、デザインやレイアウトを自由に決めていける点です。

しかしデメリットとしては、何もない状態からなので、どうしても居抜き物件と比較して工事費が高額になり、工期も長期間を要します。

また、内装のデザイン設計などの準備期間を含めて、工事中も物件の家賃を納める必要があるので、その分の予算も多めに見積もっておく必要があります。

アパレルショップの内装工事の費用を抑える方法

内装工事の費用の相場や、それに関係する物件の種類などがわかりましたが、なるべくならなんとかコストは抑えたいもの。

そこでここからは、アパレルショップの内装工事の費用を少しでも抑える方法を、紹介していきます。

商業施設のテナント物件を選択する

商業施設のテナントの物件であれば出入り口がいらないので、単純にそこの内装工事のコストをカットできます。

また、他の利点として下記のような点が挙げられます。

ただし、運営後には

といった点に注意が必要になるので、商業施設のテナントを選択する際には、施設を訪れる客層や年齢層を入念に調べることが必要不可欠です。

打ちっぱなしコンクリートをそのまま活用する

スケルトン物件は壁や天井、床がコンクリート打ちっぱなしの状態なことは先程お伝えしました。

壁紙や塗装をあえてせずにそのまま状態を活かすことで、費用をおさえることができます。

また、コンクリートの打ちっぱなしはクールでスタイリッシュな印象になるのでデザイナーズ物件でもよく使われております。

さらに、コンクリートの壁や天井はいろいろな設備や什器との相性も良いので、内装空間のトータルコーディネートがしやすい点も魅力の1つです。

アパレルショップはおしゃれに敏感なお客様をターゲットにするので、節約とデザイン性の両方でメリットがあります。

下地を有効活用する

居抜き物件であれば、下地にボード貼りをした上からクロスを貼り、塗装をすることで工事費をおさえることができます。

さらに、クロスを剥がさないで既存のものの上から塗装ができれば、クロスの撤去費もコストカットして壁面の改装することも可能です。

ただし下地が使える状態かどうかは素人には判断が難しいところ。下地の状態は業者に見定めてもらう必要があります。

「どこにお金をかけるのか」を決める

内装にこだわるほど当然コストはかかりますが、限られた予算内で「どこにお金をかけるのか」を決めると、費用を抑えられます。

例えば、

などです。D.I.Y.に関していえば大型のホームセンターで内装工事に必要なものは一通り揃ってしまう時代なので、それほど難しいことでもありません。

ただし、内装工事は建築基準法や消防法に則る必要があるので自分で行える範囲を必ず専門家に確認しましょう。

アパレルショップの内装が重要視されている理由

お店の内装はそのアパレルショップの顔と言っても過言ではありません。

特に路面店ではなくテナント物件などで合った場合、お店の外に客引きに使える広告もありません。

そのため内装のデザインで、お客様の目に留まるかが決まるのです。

そこでここでは「アパレルショップの内装が重要視されている理由」をお伝えしていきます。

アパレルショップのコンセプトを表現

来店されるお客様は、内装の雰囲気からブランドのコンセプトを予測して入ってきます。

そのためお店の内装で、アパレルショップのコンセプトを可視化してお客様に訴求することが大切です。

また、それにはブランドのイメージと合った内装であることが必須条件です。

例えば、クラシカルな雰囲気の洋服を扱っているお店が、店内の内装をポップな色使いにしていると、自店のテーマがブレてお客様に上手に伝わりません。

販売する商品のデザイン性ごとに、内装の配色や素材に統一感が生まれるように心がけましょう。

もう一点、お店のコンセプトを訴求する上で重要なのが、自店が扱う商品のテーマが伝わりやすい内装にすることです。

例えばナチュラルなスタイルの洋服を取り扱っている場合、店内のインテリアや家具、壁の一部に木などを用いたり、白系統やその他の淡い色でまとめて、明るく爽やかな仕上がにするのがおすすめです。

まずは商品のテーマを1つ決める所から始めてみましょう。

売り上げや顧客の購買意欲への影響

店舗の内装は、売り上げやお客様の購買意欲に大きく関係します。

お客様をスムーズに奥まで誘導できるような動線が確保できていると、その分購買の可能性が高くなります。

また、お店の趣味やこだわりが魅力的でお客さんの好みにフィットすれば、滞在時間が長くなり、購買意欲の向上につながります。

よって販売する商品と調和したデザインはもちろん、顧客の動線を踏まえたデザインにすることが重要です。

まずは会計や陳列棚のデザインやレイアウトを具体的にイメージしていくところから始めましょう。

スタッフのモチベーションやパフォーマンスへの影響

基本的にアパレルショップで働くスタッフに、おしゃれが嫌いな人はいないでしょう。よっておしゃれで洗練された内装をデザインすることは、店舗で働く従業員のモチベーションにも貢献しています。

スタッフ自身が「おしゃれで洗練されたお店で楽しく働いている」と感じることができれば、心身ともに高いパフォーマンスが発揮でき、売り上げも好循環になることが期待できます。

また、動線に配慮された設計であれば、店員の作業効率も上がります。

結果的に、「おしゃれで洗練された内装」にすることは従業員の生産性および、集客や売上の向上の両方に効果が期待できるのです。

アパレルショップの内装工事前の事前準備

アパレルショップの内装が、従業員の生産性と集客や売上の向上の両方に貢献していることはすでにお伝えしました。

ただ、お客様の目に留まる内装にするには、工事前からどのようなお店にするか具体的なビジョンをまとめとかなければいけません。

そこでここでは内装工事の前に決めておく3つのことをお伝えしていきます。

店舗のコンセプトを定める

まずはなんと言っても店舗のコンセプトを決めなければなりません。

そもそもアパレルショップにおける内装とはコンセプトをお客様にもわかるように可視化したものとも言えます。

よってコンセプトが定まらないことには、良い内装を作り上げるどころかショップ作りそのものがスタートできないでしょう。

ではコンセプトを決める際のポイントは何か?

それは下記の3つを抑えることです。

この3つを意識してコンセプトを決める必要があります。

また、もしイメージ作りに行き詰まったときには、ご自身の原点に立ち帰ってみることも必要です。

あなたはなぜお店をオープンするに至ったのでしょうか?

自分の原点の思いや、そのとき想像していた将来のビジョンがあるはずです。それこそ他社に真似できないあなただけの強みになることでしょう。

それらを「何を( What )」「誰に( Who )」「どのように( How )」といった具体的な形で言語化して、お店のコンセプトに落とし込みましょう。

広さと立地を決める

コンセプトが決まったら、お店の広さと立地を決めていきましょう。

意識するポイントは下記の2つです。

それぞれ順を追って説明していきます。

ターゲット層が訪れる立地の選択

ターゲット層の年齢や性別、趣味嗜好、年収など詳細に情報を設定することで、候補地選びがよりスムーズになります。

候補が決まれば、実際に街を歩いて人々を観察してみましょう。

また、売れる場所というものは大体パターンが決まっていて主に下記の場所となっています。

こちらに関してもそれぞれ説明していきます。

駅近

単純に駅に近づくほどに売上は上がります。
特に、都市部などでは電車を主な移動手段にされる方も多いので、駅に近いほどお客様もふらっと寄りやすいです。

「前回物色したときに目星をつけていた商品を、今日こそ買おう」というお客様もたくさんいらっしゃるでしょう。

また、駅近でも、複数の路線が通っているエリアだと、より来店の可能性が上がり、高い売上が期待できます。

百貨店内もしくはファッションビル

これについては路面店と比較した場合の話ですが、路面店はよほど、知名度があるブランドでないと売れません。

なぜかというと

という点があるからです。

お客様の来店数が少ないと、売れるチャンスを逃してしまうので初出店であれば路面店は避けて、百貨店内もしくはファッションビルなどのテナントに入るのがおすすめです。

都市部(人口密度の高い地域)

上記2つの理由とほぼ同じような理論にはなりますが、人口密度が高ければそれだけ売れる確率があがります。

ブランドのコンセプト的に地方に出したいという方も、中にはいるかもしれませんが、売れる立地に関しては圧倒的に前者の方をおすすめします。

エレベーターよりエスカレーターの近さ

実はエレベーターの近くよりも、エスカレーターの近くの方が売れる立地であるということがわかっています。

それは

などが理由に挙げられます。

商業施設内のテナントであればぜひ、エスカレーターの近くの立地を狙ってみましょう。

一部のブランドに隣接もしくは向かい

例えば

があなたのお店の向かいであれば、あなたのお店が売れる可能性が上がります。その理由は下記の3つです。

自分のお店の集客力に他のお店の集客力がプラスされることや、接客をするだけで差別化が図れるのは大きなメリットです。

また、自店と全く違ったスタイルで運営するお店が近くにあるというのは、販売戦略を立てる上で有効とも言えます。

お客様を巡ってしのぎを削るような感じになるかもしれませんが、それに勝るメリットになるでしょう。

店舗の広さ(坪数)の具体的な想像

自分の理想の店舗の実現には、どの程度の広さ(何坪)が必要かを具体的に把握しておく必要があります。

候補地が大体固まれば、店舗の広さの制約も決まってきます。例えば駅近などの交通の起点になる場所は、すでに他のお店が密集していて、十分な広さの確保が難しいケースもあるかもしれません。

また、試着室をどのくらいの広さを確保するのか、ラックはいくつ置きたいのかなど売り場の空間を配慮することはもちろんですが、バックルームの設計もかなり重要です。

在庫を多く抱えるアパレルショップでは、バックルームに取れるスペースの広さによって、仕入れるサイズや在庫数が大きく変わってきます。

「作業のしやすさ」と「商品の取り出しやすさ」が配慮された設計だと従業員のモチベーションや作業効率のアップにつながるので最低でも人が2人すれ違うことが苦じゃない通路の幅と、季節ごとの商品がストック可能なスペースは確保しておきましょう。

ちなみに、まだ施工業者を決めてなくても、事前に大まかなレイアウトを作成しておくと、内装デザインを依頼する際に役立ちます。

最近では間取りを作成できるアプリなどもあるので、やれることはなるべく先に進めてスムーズな施工になるようにしておきましょう。

予算を決める

店舗デザインに割く予算も必ず事前に決めておきましょう。

これをしておかないと、「店舗デザイン費用が高くなって仕入れなどに必要な資金が残っていない・・・。」なんてことにもなりかねません。

むしろ予算を事前に決めておけば、内装デザイン会社が、店舗デザインを予算内で完結するように計画を立ててくれます。

ちなみに店舗開業の初期費用で、必要になる費用は主に下記の7つです。

1.設計・デザイン費
2.内装設備工事費
3.設備機器、備品の購入費
4.物件にかかる費用(敷金礼金、契約手数料、家賃など)
5.商品の仕入れ費用
6.広告費
7.人件費

このうち1~3が内装にかかる費用です。

オープン後のことも考慮して、開業資金には3ヶ月くらいのランニングコストを含めておきましょう

アパレルショップ内装のポイント

ここまでで「アパレルショップの内装が重要視されている理由」と「工事前の事前準備」についてお伝えしてきました。そこでここからは実際のデザインする段階でのポイントをお伝えしていきます。

具体的には下記の3つです。

それでは順を追って説明していきます。

外からの目線の意識

アパレルショップの内装デザインを考える際には、実は店内のみならず外からの見え方も意識する必要があります。

理由はお店の前を通る人が、入店を決める際の判断材料になるからです。

具体例としてはガラス張りにして、照明の明るさと内装の色や素材で商品を引き立たせるなどといった方法です。

また、レジを窓や入口から見えづらい場所に置いたり、入店時にスタッフと目が合いにくいようなレイアウトであったりすると購買意欲が低いお客さまも気軽に入店しやすくなります。

「入店したら買わなければいけない」ような雰囲気のお店では、むしろお客様は入りづらいです。

入ってみて「ウィンドウショッピングを楽しみやすそうなお店」を心がけましょう。

お客さまの動線および滞在時間を延ばす工夫

「ウィンドウショッピングを楽しみやすそうなお店」であることが大事なことはお伝えしました。

つまりウィンドウショッピングや品定めをじっくりしてもらえる環境が、お客様にとっては居心地が良く、購入率が高くなる傾向にあります。

よってお客様の滞在時間を長くさせるような工夫が必要です。この工夫の1つとして効果的なのが「お客様の動線設計」です

お客様が全ての商品に目が触れることができるように、お客様の動線を意識してみましょう。

これにより、購入目的の商品とプラスして「ついで買い」を促進し、売上がアップを見込めます。

また、人は、高い商品を見てから、安い商品を見ると、自分が思うより商品を安く感じる傾向にあります。

このような心理をついた商品のディスプレイと、上記のような動線設計を考えれば、売上向上につながるでしょう。

店舗のコンセプトを引き立てるマテリアル

内装デザインを考える上で、壁紙や床材などマテリアル(素材)選びはとても重要です。それと同時に悩みどころでもあります。

理由は、マテリアルがお店のコンセプトを引き立てるのに、大きく関係するからです。

例えば高級感を演出したい場合、ビンテージ感のある木材や、ガラスや大理石などのマテリアルを使用。

若い女性がターゲットであれば、ピンクや白を基調としたマテリアルがおすすめです。

このようにマテリアル1つでお店の印象ががらっと変わるのです。

また、予算内で理想の内装に近づけるためには、施工会社との入念な打ち合わせが必要です。

マテリアルにもいろいろな価格帯のものがあるので、素材のサンプルや、これまでの施工事例を確認させてもらい、納得がいくまで検討を重ねましょう。

アパレルショップ物件選びのポイント

ここまでお伝えしてきたことがまとまっていれば、あなたのお店のビジョンはかなり形になっているはずです。

また、形としてはっきりしたら次には物件選びを始めるかと思います。そこでここからは物件選びについて大事なポイントをお伝えしていきます。

賃料は売上目標から計算

候補地を選ぶ際にふるいをかける基準になるのが賃料です。いくら立地や、施設の状態が充実していても賃料が現実的な値段でなければ検討は難しいでしょう。

では現実的な費用感とはどのくらいなのか?

賃料の目安は月間売上げの10%以内が一般的と言われています。

そのため候補となる物件選びの際には、売上目標から賃料の限度額を決めておきましょう。

いくら集客に有利な店舗の場合でも、賃料が予算に見合わないと経営を圧迫するので無謀な金額での契約は禁物です。

管理のしやすさ

管理のしやすさについては個体差はあるものの、ざっくり「居抜き物件」か「スケルトン物件」かで大きく変わります。

端的に述べると、この2つだけで比べたとき「スケルトン物件」の方が管理がしやすいケースが多いです。

理由としては、仮に旧式の内装設備に不具合などがあった場合、図面がないと原因究明が難しいです。特に配管系だった場合は、図面の有無が修理のしやすさに影響します。

こういった場合、スケルトン物件では新しいオーナーが依頼して新たに備品や設備を施工するので、図面や保証書が必ず手に入ります。

またオープン後に備品や設備が故障したとしても、保証期間内であればすぐに対応してもえます。

したがって「居抜き物件」での契約が候補に挙がった際には、譲渡される備品や設備の保証書や図面が残っているかの確認を必ず行い、「管理しやすい物件」であるか確かめましょう。

工期

工期についてもポイントの1つです。

「この時期もしくは日時までには必ずオープンさせたい」という方であれば尚更でしょう。

スケルトン物件の内装工事には、一般的に1〜2ヶ月を要します。工事前の打ち合わせなどにも時間がかかるので、余裕を持った開業計画をプランニングする必要があります。

一方、居抜き物件であれば業者や坪数にもよりますが、その期間は1~2週間ほどです。スケルトン物件を内装工事するよりも工期を大幅に短縮できます。

アパレルショップの内装工事における資金調達方法

アパレルショップの内装工事では、小さい店舗でも100万円以上の内装工事費がかかります。
衣服を揃える費用やランニングコストを考慮すると、できる限り予算を設けておくことが大切です。

では、アパレルショップの内装工事を行う際には、どのような方法で資金を用意すれば良いのでしょうか?
ここからは、アパレルショップの内装工事における資金調達方法を紹介していきます。

公庫からの融資を受ける

アパレルショップを開業する際には、審査を通過することによって公庫から融資を受けることができます。
公庫とは政策金融機関の一種であり、国が100%出資して運営している金融機関です。

公庫からの融資は銀行と比較すると審査が通りやすいという特徴があります。
金利も安く抑えられる傾向があるため、初めての融資ではまず公庫を検討してみると良いでしょう。

公庫から融資を受けるときのポイントは?

公庫の審査では、事業計画書の内容が重要視されています。
審査の通過率を向上させるためにも、計画書の内容は具体的に記述しましょう。

例として、どのようなペースで収益が増えていくのかを予測できていれば、計画書の具体性は増します。
月々にかかるコスト、雇用する従業員数を明確にすることも、事業計画書を策定するときのポイントです。

加えて、事業計画書が明確であることは、開業に対する熱意の表明にもなります。
面接では創業に対する意識も見られることから、熱意が伝わることは大きなメリットです。

補助金を活用する

アパレルショップの内装工事では、設けられている条件を満たすことで申請できる補助金があります。
募集時期は補助金の種類によって異なるため、こまめにチェックをしておきましょう。
ここでは、下記2つの補助金について解説していきます。

事業再構築補助金

事業再構築補助金とは、コロナ禍によって収益が低下した企業が、事業再編によって再起を図る際に申請できる補助金です。
例として、アパレルショップが事業再編としてECサイトでの販売を手掛ける際には申請できるでしょう。

従業員数が20名以下の場合は、通常枠にて100~2000万円の支援が受けられます。

参考:中小企業庁 事業再構築補助金

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者の販路開拓をサポートするために設けられた補助金です。
補助の対象には、店舗の改装費用や広告による宣伝費などが含まれています。

通常枠では、最大で50万円の支援を受けることができます。

参考:日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金

まとめ

アパレルショップにとって店舗のデザインはお店のコンセプトを表現する無二の手段でもあります。より良いデザインにするためにも、お店のコンセプトと商品のテーマは明確にしておきましょう。

また、コンセプトや商品のテーマを決めたら入念な準備のうえ、理想を実現できる物件を選ぶ必要があります。

ぜひ本記事を参考に、理想の店舗の実現に一歩近づいて頂ければ幸いです。

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